社会性

「コミュニケーション写真論」的なもの

ケータイで撮った写真はほとんど見返されない問題 「ケータイで撮った写真は、保存されたままで実はあんまり見返されない」。日常生活の中でしばしば体験されることだ。実際に私も、ケータイで撮った写真のほとんどを(記念写真/メモ写真を問わず)すぐに見…

恥じらいの境界線

会社のトイレでおしっこしてて、どーしてもオナラがしたくなって、でも今やったら確実にでかい音出るぞっていう尻感のとき、となりに掃除のおばちゃんが居て、二度と会うかわからないけど出したら出したでちょっと気マヅイみたいなんで、すごくこの場合どう…

少女漫画と再帰性

「少女」は再帰しない 矢沢あいの『天使なんかじゃない』(以下『天ない』)は、内容の面白さもさることながら、漫画における「キャラ」の歴史的にみても、少女漫画のフォーマットの中に、なぜか「ヤンキー(極めてライトなヤンキー像だが)」や「ツンデレ(…

コミュニケーションの参考書、が売れる時代

アパレル関係に何人か知り合いが居て、昨日はラフォーレ原宿のパーティーに行き、今日はあるブラジルブランドのパーティーに行きます。最近よく思うのは、一部のアパレルの接客システムがキャバクラ化しつつある(といっても私はキャバクラに行ったことない…

自分がいっぱい、他人がいっぱい

久々の休日出勤の途中、高校の同級生から、妊娠したって報告。 昔から自分のビジョンが明快で、技能だけでそれをクリアしていくっていうよりは環境要因や運をうまく味方につけながらあれよあれよと次のステップが開けていくような、ごく稀にそういう人いるよ…

なぜ私たちはこんなにも「姫」を生み出さずにはいられないのか

ほんの10数年前までは、声優は顔が見えないからという理由でちょっと幸薄そうな顔でも特別問題なかったわけですが、最近はもうグラビアに掲載されても差し支えないクオリティが求められるようになりました。レイヤーも、もともとは(?)「そんな可愛くない…

運命は、文学だ。

最近、いっときに比べてあんまりメディアとかが<運命>というフレーズを多用しなくなった感じがある。メディアというのは特に雑誌とかテレビとか、あと重要なのがJ-POPの歌詞である。<運命>と同様に、占いや血液型診断みたいなものも随分廃った気がしてい…

娯楽と環境保護

今日の『情熱大陸』は、世界中の水族館に向けて海の生物を卸している石垣幸二さんという方の特集でした。水族館から依頼を受け、生きたまま魚を提供する。珍魚を探しに外国の海へ自ら潜る事も珍しくないとのこと。ただそればかりではなく、水族館での生物の…

本谷有希子と梅佳代のラジオトーク

文化系トークラジオ『Life』は、2回目くらいから「佐々木敦のネチネチした喋りがキモくて逆にそそる」という症候群に陥り、病み付きになります。毎週分Podcstで聴いています。 その『Life』のスピンオフ企画で、本谷有希子がパーソナリティをつとめる回があ…

ノスタルジーについて

こないだ、稲垣足穂の『一千一秒物語』*1って本を読んでてこいつは奇妙だということがあって。なんというか、こういった硬質で且つ浮遊感があるというような感じの幻想的な心象風景にはこれまで出会したことがなかった筈なのに、その風景がどことなくなぜか…